アルバイトしてた時の話。
アルバイト人員を増やす事になり、4代目店長が求人広告を打ち、面接をしていた。
面接をしたそのうち一人について、休憩室でみんなでやりとりをした。以下その時のやりとりを、整合性を整えつつ、書く。
バイトをしようかどうか、でもできない、怖いetcと悩んでいる対人恐怖症の人やひきこもりにはもしかすると若干きつい描写になるかもしれないので、自信がない場合には以下読まれないように。
僕、店長=長、Oさん、Sくん。
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長「こういう人がきてね(履歴書を机の上に出す)」
僕「ふーん。どんな人だったんですか」
長「なんか昔いじめられたとかなんかで、人が怖いとかいってね。でもそれじゃやっぱだめだってんでアルバイトをしようって思ったとかで」
S「だめ人間じゃないですか」
O「男のくせに小さーい」
長「んー。そんで、なんか悩みが、”笑えない”んだって。笑顔ができない」
O「笑えよ!!そんなの笑えばいいじゃん(笑)」
長「で、笑いたい、笑いたいからバイトしようと思ったって……」
O「いらねえ!!うざい!お前のせいだろ、って!!」
S「死ねよ!!一人で死んじゃってくれ(笑)」
僕「(O&Sにむかって)ははは、確かに(笑)。(店長にむかって)でもあれですよね、なんかこういう人もちょっと採用してみたい気、ありません?」
長「そうなんだよね、なんかそういう意図だっていうなら、バイトはじめたらこういう人は変わるのかなーってそういう興味はあるし、見てみたいよね」
僕「でもバクチですね。」
O「やだー私絶対一緒に働きたくなーい」
S「俺も無理です。仕事中ずっと『おまえ死ねよ』って思っていらいらしそう」
僕「かもねー。今ほしいのは、やっぱ飲みこみが早そうな人ですしね……」
長「うん。採用してみたいけど、この人だと現状じゃちょっとうちとしてもきついね」
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以上のようなやりとりがなされた。
わかりやすく言えばその人についてみんなで「きんもーっ☆」といっていたようなものであることは確かである。そしてまたこれが”現実”である。「誰もそんなあなたのこと悪く思わないって、気にしないって。だから引きこもりから抜け出してバイトから始めようよ?」なんて話がいかに嘘であるかをあらわす”現実”である(というか、ひきこもりはその現実と対峙してなんやかんやの結果、ひきこもりな訳だが)。
ただ僕としてはO&Sの徹底した抵抗と批判の姿勢に、自分に置き換えた上で身を切られるような思いでもあった。僕としてはどちらかというと「(こういう人むしろ採用してほしいなあ。この人僕の仲間だわ)」という思いであったから店長にそんな話を振ったのだし、また一方で「(でもこういうのが仕事してて大化けしたりする可能性もあるしなあ。バイトに採用されてもいつまでもジメジメキャラでいてくんなきゃ困る。僕をあっというまに越されたりするんじゃたまらないし)」などとも考えた。考えたというか、そういう感じを覚えた。
同時に「(ああ、やっぱOさんSくんはそういう人が嫌いなんだ)」とも思い、結局いじめなんて解決しないよなあ、いじめられる側にも原因があるっていうのは多くは正当性のあるスローガンなんだなあ、そりゃそうだよなあ、などとも思った。社会に参加するってのは結局大人しくは生きていられないんだ、他者に見える形で大人しく生きてるとこんな風に死ねよって思われてしまうんだ……とかそんなことを自分を棚に上げて感じた。
ところで、上記のやりとりではO&Sがまるで悪玉人間であるかのように見えるかもしれないが、こんな会話の現場というのは世の中いくらでもあるのである。その場面を少しだけ切り取ったのが上記した文章であるだけであって、このやりとりから悪玉的なニュアンスを強く嗅ぎ取ったのであれば、あなたは被害者意識と妙な正義感が強すぎる(と僕がこのブログ・この記事で言うのはとても説得力がないけど)。そこからさらに「被害者意識を取り除けとでも言うんですか!?」と思うのであれば、このブログと、その意図をもうちょいしっかり読みこんでください、としか。
なお、僕には「何いってんの、二人ともそんなこと言っちゃよくないよ〜」という権限は、この人間関係・キャラ関係においては僕の弱さもありすでになかった。
FC2 トラックバックテーマ:「こんな面白い店員さんを見ました!」◇
でもまあもう一方の現実として、僕と店長の間では「こういう人と一緒に仕事してみたいかも」という現実も提示してる訳で……ともいえるのか。この例では「いらない」という切捨ての方が勝っちゃっただけで。
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この文の前までだったら、よく書けた文、というだけで終わってしまっていた。上に引用した文以下の箇所があることで、この記事が…何と言うか…立体的になっています。
深い!