■狂人三歩手前/中島義道
■映画座/中平まみ
……中平まみは饒舌な文章だと聞いて、饒舌な文章ってどんな感じだろう?と思って読んでみたけど、饒舌ってのがそもそもよくわかってないのでそこではピンとこなかった。饒舌な文章っていうと、岡田斗司夫とかかな?
2ちゃんねる過去ログ→中平まみっていう作家、知ってますか?
■不幸になりたがる人たち/春日武彦
■自分らしく生きる/伊藤悟、落合恵子
■かもめのジョナサン/リチャード・バック、五木寛之
……「ドラゴンボールの元ネタはこの本だったのか!!」と思わず声をあげそうになった。
他のレビューを見ると感動したという声が多いのだが、僕はジョナサンのあのかもめたちを見下すような言い方に、どうにもいいようのない気持ちの悪さを感じた。それは、スピリチュアルを信じるひとたちが「見えない人、感じない人は心が狭い、あるいは男性だから」とサクッと斬ってしまうあの感じにも似ている。逆にいえばこの本はスピリチュアルキチガイにはよだれがでるような内容でしょう。
■ウェブ人間論/梅田望夫、平野啓一郎
■「男らしさ」から「自分らしさ」へ/メンズセンター
■ふたりのロッテ/エーリヒ・ケストナー、池田香代子
■恋愛幻論/林真理子、吉本隆明、栗本慎一郎
……林を前に、吉本と栗本があーじゃねこーじゃねと小難しいことをひねくりまわす内容。これを読んだ時点では僕は林真理子を一冊も読んでなかったので、ちんぷんかんぷんだった。林を吉本と栗本がいじる構成になんかイヤ〜なものを感じた。
■博士の奇妙な思春期/斎藤環
……この本で幸福会ヤマギシ会なるものを知った。大変興味ある(入りたいとかそういう意味でなくて)。表紙を手がけた「ぽ〜じゅ。」っていう人、検索してみたがのサイトが見当たらない。
■マザコン/角田光代
■バカでもわかる思想入門/福田和也
……読んでもいまいちわからなかった僕はバカだったんだろうか。前もって知識があった思想についてはわかるのだけど(当たり前か)、そのほかは全然だめだった。特に中国系になるともうだめ。この本に限らないんだけど、出版社さんお願い、難しい漢字にはフリガナを全部ふって!。
■大切な人を亡くした子どもたちを支える35の方法/ ダギーセンター
■いじめはどうして起きるのか/芹沢俊介
■ネットいじめ/荻上チキ
■何をやっても癒されない/春日武彦
■顔のない裸体たち/平野啓一郎
……読みやすかった。サクサク読めた。内容は女性教師と色んなフェチのある男性が出会って、いろんなことやって、男性がそれらの行為を撮影したものを画像掲示板に投稿して、二人は露出行為中に逮捕されて……というようなストーリーを、ルポ・ドキュメント風に書いてあって、それが読みやすさになってる。平野啓一郎はこれが初めてだったのだけど、なんとはなしにamazonレビューを見てみたら「平野啓一郎ってことで読んだら、低俗なエロ小説でがっかり」みたいに書いてあった。
■バカなおとなにならない脳/養老孟子
……つまりこの本をまとめると「つべこべいわず花鳥風月を感じろ」「体を動かせ、農業をやれ」「ややこしいこと考えるからメンヘラになるんだよ」「ボタンひとつで何でもできると思ったら大間違いだ」「犯罪者は脳がちょっと異常なんだけど人権屋がうるさいのさ」という感じ。言ってることはわかるんだけど、もしこれ30歳ぐらいの人が書いた本だったとしたら、受け入れられない人続出じゃないかな。要はそういうことを言ってもいい年齢・権威があるってことね。
■「ひきこもり」から家族を考える/田中俊英
……「斎藤環はおおむねいいんだけど、精神病や発達障害のひきこもりを、ひきこもりに入れなかったところに問題がある」と書いてあって、それは僕も感じていたことだったので「やっぱ同じように思う人もいるんだな」と思った。
■崖っぷちに立つあなたへ/落合恵子
……うーん。なんだろう。落合恵子の文章、どうにも苦手だ。「しかし、しかしです」という表現で「うっ……」とくる。落合恵子は「自分らしく生きる」での対談をいれなければ、この本が初めて。内容は落合の成育史。青山にあるクレヨンハウスに行きたいなあ。最後に行ったのは9年前か。どこもかしこも絵本だらけで楽しかった。
■いますぐ書けちゃう作文力/齋藤孝
■ほろ苦教育劇場コドモダマシ/パオロ・マッツァリーノ
……子供からの質問はデータや分析や研究や各種白書に基づいた、大人の男性のヘリクツで攻略せよ!という内容。いちいちトリビア的で読みやすく面白い。
■きらきらひかる/江國香織
…・・・透明感のある文章っていうのはこういうことを言うのかな。装丁のせいもあってか、大変涼やかに感じてしまった。
■パリのおばあさんの物語/岸恵子
■12歳からのインターネット/荻上チキ
■乱読パラダイス/香山リカ
……著者が色んな本や雑誌に書いた書評を集めた本。なので書評されてるその本や作家について知らない僕は、半分以上がよくわからなかった。マンガ評になると、実際そのマンガを挿図してるところもあって、何を言ってるのかがわかった。どうでもいいけど著者近影の写真が室井滋そっくり。
P225-226 こうやって「愛という名のもとに」、理解を超越したものを抹殺しようとした例をもう一つ、マンガの世界において見つけることもできます。それは、古典的で耽美的な妖怪譚に加えて、やはり惨い犯罪や狂気、奇形や奇病を描いたマンガ家、日野日出志に対する扱いです。彼は、楳図かずおの人気により七八年頃からはじまっていた怪奇マンガブームに乗って、メジャー誌にもずいぶん、作品を発表していました。そのなかには、物語としての美しさを備えたものや公害を風刺した作品なども見られましたが、大半は『蔵六の奇病』に代表される「いわれなきおぞましさ」に満ちていたといえます。彼は根本(※引用者注―根本敬のこと)と同じくカルト的な人気を保つとともに、毛嫌いもされ、しだいに発表の場は制限されていきました。そして、連続少女誘拐殺人事件のMくんが「日野日出志のビデオを犯行の参考にした」というような陳述をしたのをきっかけに、あっというまに日野の作品はやはり危険、というレッテルが貼られ、書店から単行本も姿を消してしまったのです。問題のビデオにはたしかに「体をばらばらに切断する」という描写はありますが、ほかのスプラッターもののビデオに比べて衝撃度がとくに強いわけではありません。でも、日野日出志的なものを<内部>に取り込んだうえで排除したい、という潜在的な欲求を実行に移す機会にさえなれば、ビデオの内容など実はどうでもよかったのです。「あんな愛らしい子どもを殺す犯人が参考にするようなものなんて」という「愛」の理論に基づき、日野のマンガはその存在のための場所を剥奪されてしまいました。
■3月30日/千原ジュニア
……「昔はひきこもってました、突っ張ってました、仕事で成功しても突っ張ってました、でも大怪我をしたら自分がいかにちっぽけかわかりました、仲間が大事だと思いました、今ではみんなの笑顔のために生きていきたいです」という内容で、非常にガッカリ。「14歳」もそういう内容なのだろうか。
■生きてるだけでなぜ悪い?/香山リカ、中島義道
……「よしみっちゃん、あんたが男性を代表するんじゃない(笑)」と思わず突っ込んだ。香山リカは目の前のやらなきゃいけないことをただやってきてここまできましたと言ってたが、それについては昔から今に至る香山リカの風貌の変化を見れば首がもげるほどに頷ける。今でこそオシャレで美人でしかも精神科医の40代女性みたいになってるが、昔の写真を見ると、周囲の大人や男性から「香山は戸川純みたいに仕立て上げよう」とされてたのかなあ、と思ってしまう。
■母の魂/ジョン・アップダイク、兼武進
……男たちが自分の母親の死について思うことを色々綴った外国ものエッセイ集。そう難しい文章でもないのに正直ピンとこず、最初から最後までほとんど文意がよく読み取れなかった。心理的に理解を拒絶している部分があるのかもしれない。
■答えは子どもの絵の中に/末永蒼生
……五味太郎が児童画心理学を嫌ってる理由がなんとなくわかる気がした。「鼻の部分に紫を使っています。この子はこの時不安定でした」みたいな事ばかり書いてあって、「水は答えを知っている」並みの恣意的な部分を感じた。僕は絵画や色による分析や心理学、セラピー等が「インチキだ、嫌いだ」っていう訳じゃないんだけど、なんかイヤ〜な内容だった。
■「世逃げ」のすすめ/ひろちさや
■死ぬほど好き/林真理子
……林真理子、おもしろい!!短編だったから読みやすかった。「あんなに優しかった彼が、急に連絡もなにもしてくれなくなった」とか悩む女が、彼の会社に電話しまくて後から彼に怒られ、それが理解できずに彼の家まで押しかけたがそれも彼に嫌がられ拒絶され、「明日は彼の会社まで押しかけちゃおう」と、どんどん行動がエスカレートしていく話がすごく面白かった。
■反社会学の不埒な研究報告/パオロ・マッツァリーノ
……先日も書いたけど、最後の「あなたもビジネス書が書ける」がとっても面白い。僕も自己啓発書類にはまった時期があったけど、最初にこれを読めてたらなあ。
■醜い日本の私/中島義道
……中島義道の面白さは色々あるけど、文字通りの意味として「面白い」という要素をあげるなら、騒音や看板や垂れ幕に「ガオーッ!」と立ち向かっては「アアッ!」とくずおれ、そして哲学的に考察してマジョリティをあれこれ言うヨシミッチャンが、一番面白い。ガオーッ!とアアッ!が。
■スズキコージズキンの大魔法画集/スズキコージ
……見るのに実に時間と体力がかかる画集だった。見ていてシャガールや古賀新一や諸星大二郎やムーミンの挿絵を思い出す。
■私、もう吊革はつかまない/全日本清潔生活クラブ
……潔癖症な女性たちが編纂した潔癖症本。要は「きたない男どもとオヤジどもとガキどもは私に近づくな!」と訴える内容。潔癖症者(ケッペキーニョ)が自らの潔癖症を正当性を訴える内容では、この本が唯一なのかもしれない。「潔癖症」ということだけで本を探してみたのだけれど、どれもこれも強迫性障害がからんでいて、それ単体では一冊もなかった。もっともこの本は、女性誌にあるような座談会的な内容なので、明らかにネタだろうと思える部分もちらほら。いぢちひろゆきのイラストがたくさんあって嬉しかった。いぢちひろゆきは、十数年前にJUNONの一番後ろに「御冗談でショ」という1ページマンガを描いてたイラストレーター。そのマンガほしさに時々JUNONを買っていた。
いぢちひろゆきブログ「子育てパパ力のツボ」
■香田証生さんはなぜ殺されたのか/下川裕治
……僕は両親の証言や友人の証言、そういったものを盛り込んで、日本の政府の対応とかそういうのに切り込んでズバ斬りする内容なんじゃないかなあと先入観をもって読んだ。けど実際にはそうでなくて、あくまで著者が”旅人”として、香田証生も”旅人”と見て、彼の旅路・足取りを追い、その中から著者が彼が感じたであろう気持ちなどを推察していく内容。期待したものとは違ったけれど、僕は旅行モノはほとんど読まないので、まあこれはこれでいいかなとおもった。
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