塵も積もればヒキコモリ

じゃがいも食べない

鍋の中に、ジャガイモが煮てあった。あんまりおいしそうでもなかったので、食べないことにした。
しばらくして母が台所にきて、僕に「ジャガイモ、食べない?」と訊いてきた。僕はすでに食べることはしないと決めていたのでキッパリと「食べない」と答えた。母は言った。
「どうしてそう、キッパリ断るの〜。もっとこう、食べようかな〜、食べないかな〜、って、そういう言い方すればいいのに……」
母は自分は言葉にはまったく気をつけずに思ったことをなんでも口に出すくせに、僕の言い方になると非難をするのだ。僕は基本的に母の料理が好きではない。僕が料理をするようになったのはそのせいなのだが、多分母はそれが気に食わないのだ。だから、母の頭には「毅はおかあさんの料理を積極的に食べてくれない」という思いがある。母はその先入観があるために、僕がキッパリと断ったことを、僕の拒否の意図以上に膨らまして解釈したのだ。それで僕を勝手に非難した。ふざけるな。絶対食べてやるものか、という気分になった。
僕が母の料理が嫌いな理由のひとつには、彼女の作る弁当がただひたすらにヘタクソだったことがある。僕は小学校の行事で母の弁当を広げなければいけない機会が苦痛で苦痛で仕方なかった。母が料理下手、料理嫌いであることを痛感する時である。そして何度訴えても、改善の余地はなかった。母の言い訳は「おにい(兄)が幼稚園入ったときは張り切ってかわいい弁当を作ったのだけど、おにいは質より量で、とにかくでかい弁当にすることだけに専念したから、かわいい弁当を作れない」ということである。だが僕が幼稚園に入ったとき、母は兄のような弁当を作ったのだが僕は「たべきれない」と言ったという。しかしそこで母は弁当を改善することはなかったのだ。兄が弁当に不満をもらしたことで弁当を簡易化することには積極的だったのに、僕が弁当に不満をもらしても、弁当のレベルは下げたままで、量を減らしただけだった。
母はいつでも理由を作って逃げる。彼女がクリスチャンになったのも、何か祖母とのことや友達とのことで、思考停止をしたいというような意識に近いものを得たかったことが(ニセの)信仰につながったのではないか。そう思う。


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猫の可愛がり方=子供への接し方

うちでは猫を一匹飼っている。数年前に母が近所をうろついているのを見つけ餌付けしていたのを、僕がマタタビを使って完全になつかせて以来、うちに居座っている。

僕は猫の行動パターンを見て、何をどうすると猫の中で行動のスイッチがカチッと入って行動に移るのかを調べるのが、はっきりというわけではないが、割と好きである。

動物は人が発する言葉=音に反応する行動プログラムを植えつけることはできるかもしれないが、動物には言葉の概念はなく、文字&言葉がない。だからこそ、本能で自然に生きられるのだと思っていて、そこがいいなあと感じる。

僕は一時期動物のことを「文字ない人々」と考えていた。「文字ない」のイントネーションは、「合わない」「見えない」と同じイントネーション。

しかし父と母は、大声で言葉を張り上げて猫をどうにかしようとする。

「ミーちゃん!ミーチャン!どうしてこっちにこないの!悪い子!」
「ミーちゃん、お母さんのこと愛してる?お母さんは愛してるよ。わかってね。だからミーチャンも愛してね。」
「ミーちゃんは本当に不良。毎晩遅くまで帰ってこない。」
「どうして外に出ていくの!さっき帰ってきたばかりなのに!」
「ミーちゃん、あなたにはお金がかかってるのよ。大事にしてるのよ。わかる?」

特に父は酒に酔って部屋で寝るときにそばに猫がいると、「ミーちゃん!ミーちゃん!」と、眠くなるまではずっと繰り返す。(その様子は見てないが、隣の部屋なのでよくきこえる)

猫は外に出ているときは若干野生っぽく戻るのか、多少警戒が強くなっていて、僕でも近づくとサッと逃げてしまう。でも彼らはそれがまったくわからない。出かけていた彼らが車でかえってきて、家に入ろうとするときに、猫が外にいるのを発見する。大声で何度も呼ぶ。

バカじゃないかしら、と思ってしまう。このミーちゃんを呼ぶには、口をチュッチュと鳴らして、ミーちゃんに見えるように指先か両手をこするような動作をするだけでいい。大声で呼んだところで、何か音がしていると思われるか警戒されるだけなのだ。それがこの猫の行動プログラムになっている。

何かで読んだか見聞きしたかわからないけど、なんとなく動物の扱い方=その人にとっての子供の扱い方という見方ができるんじゃないか。動物の扱い方をそのまま子供の扱いへ変換できる訳ではないだろうけど、父と母、彼らが猫の生態や”クセ”を見つめることをまったくせず、自分だけの都合と観念だけで猫を扱おうとするところをみていると……僕はゾッとする。やっぱり、僕もきっとこうやって押し付けがましく育てられたのだ。この二人に。何も僕のことを見ずに、大体で僕を”生き延びさせた”だけなのだ。それを愛だというのだ。

考えすぎかもしれないが、でもそう思ってしまう。そう思ってしまうのは、そうされてきた、という感覚があるからだろう……。


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現在抱えてるかもしれない症状(?)

発達障害(アスペルガー症候群、ADD)
PTSD
アダルトチルドレン(共依存、機能不全家族)
社会不安障害(SAD)

発達障害を知るきっかけになったのは、もともとは学習障害なんじゃないかというところだった。読書をしても書いてあることがさっぱりわからず、何度も何度も同じ行を読み、一行だけで10分以上時間がかかることも普通だった。

しかし「もう理解できなくてもいい、文章を目でなぞるだけでもいいから先に進もう」と開き直ったところ、割とわかるようになったので、これは単に「読んでいく端からすべて理解していかなければならない」と思い込んでいたこと、「自分のレベルに合わない本がある」というのを理解していなかっただけだったと思われる。

・子供の頃からの、強い貧乏ゆすり
・自分のこだわりに強く執着する
・常識や既存の価値観が受け入れられないことが多すぎる
・家族や知人に愛着を持たない

10代の頃には自律神経失調症、過敏性腸症候群と診断された。アトピーも一時期は首のあたりにあった。過食嘔吐を繰り返したこともある。

被害妄想

何かオフ会のようなもので、自分から待ち合わせ時間の15分前に行くのに、誰もなかなか来ないと「自分だけだまされてまかれたんじゃないだろうか、嫌われてるんじゃないだろうか」という妄想にかられることが多かった。最近はそういうのに行かないのでわからない。

学生服の集団が自分とすれ違うときに彼らから笑いが起きると、自分が笑われたのかと思うことが多かった。最近はそれはだいぶなくなってきた気がする。

統合失調症
対人恐怖症
人格障害(パーソナリティ障害)

緘黙症
ピーターパンシンドローム



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